こどもにお話をするために買ったこの本。
読み聞かせをしながら、子どもとともに星野道夫という人の世界に連れて行ってもらったのです。
『19才のころ、見知らぬ北の国、アラスカにあこがれていました。』からお話は始まります。
一枚の写真からエスキモーの人たちの暮らしに興味が湧き、その村に実際に行くまでのいきさつ、そしてアラスカでの生活について書いてあります。
アザラシも、もちろん登場してきます。
野生動物も人間も同じ地球上の生き物であることを、日常の私たちは感覚としては忘れていると思いますが、そこではその感覚がリアルです。
アザラシは貴重な食料で肉はもちろんのこと、脂もシーオイルといって日本人でいうと醤油のように、良く使うそうです。
毛皮ももちろん無駄にはしません。ブーツやオーバーやいろいろなところで活躍します。
だいぶ前の話になりますが、この本に出会ったあとに、写真展に行きました。
リアルな写真ですが、詩的で、海の音や風の音が聞こえてきそう!!
ホッキョクグマはユーモラスで、身近な存在にさえ感じられました。
その後、本も何冊か読みましたが、見知らぬ世界を体験しつつ、感じ、考え、進んでいく・・・そんな日々のことが細やかに書かれていて、私たちに驚きと共感と発見をくれます。
本によっては、ひとつの哲学なのではないかしら・・・と思うほど、深くて、大きなものを感じます。
何度も何度も繰り返し読んではまた閉じ、また思い出しては読んだりしています。
この冬、あなたの生活にも『星野道夫を知る時間』を作ってみませんか?
参考文献:星野道夫【アラスカたんけん記】 たくさんのふしぎ傑作集 福音館
ちなみに、道夫さんはニットの帽子をご愛用でした!!