2009年12月 に投稿された記事の一覧です。
『漱石が聴いたベートーヴェン』音楽に魅せられた文豪たち
瀧井敬子著 中公新書
【漱石】がいかにして西洋音楽を知り、ヒタッテいったのか・・・が
この本によると『我輩は猫である』の中にもこの話はちらりと出てくるらしいのですが・・・
今日はその話よりも『人脈&影響』のことを、書いてみたいのです。
まず、漱石は【正岡子規】と俳句仲間である。(坂の上の雲!)
その俳句を習うべくして漱石の宅に【寺田寅彦】が出入りする。(寅年近し!!)
その寅彦に【中谷宇吉朗】は物理を習っていた。(門下生)・・・雪の結晶
漱石は寅彦との出会いによって洋楽を知り、音楽会へも行くようになる。
そこで、【ベートーヴェン】を聴く。(1906年)
【草枕】を発表したのも、1906年である。
カナダでは、1932年に【グレン・グールド】が生まれる。
1967年に特急列車の中で偶然に出会った【化学の教授】と意気投合。
後日彼から英訳された【夏目漱石の『草枕』】がグレン・グールドにプレゼントされる。
グールドは夢中になって読みふけり、イトコの【ジェシー】に電話で朗読もしたそうだ。
ラジオ用に録音されたものもあり、【私たち】も聴くことが出来る!
その本をもらってからというもの座右の銘になっていたらしい。
・・・というのも、亡くなったあとベッドにあったのは『草枕』と聖書だった。
しかし、聖書はあとで父親が置いたものだと判明している。
ということは、『草枕』一冊である。
≪ココで、ベートーヴェンと漱石とグレン・グールドがひとつのつながりとなる。≫
その彼が弾いている【ベートーヴェンの後期ソナタ 特にNr.31 op。110 】が
素晴らしいのです。
(YOU TUBE にあるので、是非聴いていただきたい。)
このTV用に撮られた演奏こそ、草枕を知った後の演奏なのでは・・・と感じています。
そう、第2弾のほうの【バッハ『ゴールドベルク変奏曲』】にも、影響がみられると思います。
偶然に手に取っていたものらが、こうしてひとつのつながりとなっていく・・・
人生って面白い!!
~~♪☆☆♪☆☆♪~~
今年一年お付き合いいただきまして、本当に有難うございました。
帽子に関係するもの・・・と思いつつも、脱線気味。スミマセン。。。。
来年はどのような話題となるのかは、まだ本人にもわかりません。
風に吹かれるまま~~~思ったまま~~を書いていきたいです。
来年もまた、読みにいらしてくださいませ☆
心よりお待ちいたしております。 rikoでした。
『どら猫』からの徒歩圏に酒造屋さんがあります。
先日、丸い緑の玉が軒先にかかっていました。
これ○年以上前にヨーロッパで(ウィーン)見ていて、
「新酒ができた」または「新酒入荷しています」の印と
教えてもらっていたものと瓜二つ。
まさか、日本にも同じ風習があるなんて!!!驚きでした。
いったい、どこから始まって、どのように広がってきた風習なのでしょう。
ご存知の方、教えてください。・・・すごく気になっているのです。
それに、そこのお酒を使ってある洋風のお菓子、酒饅頭も、
数は限定されているようでしたが売っていましたよ。
『この冬のお楽しみスポット発見!!』
司馬遼太郎の『坂の上の雲』
NHKスペシャルドラマも第3回を終え、
とうとう日清戦争が・・・というところまできました。
素晴らしく面白いです。
出演者の魅力、映像の美しさ、
また細部までこだわった大道具・小道具・
衣装やその考証・・・
どれもが、このドラマを素晴らしいものにしていると思います。
古式泳法までも教わって、役をこなすわけです。スゴイ。
テンポのよさと生き生きとした人物像!! 時代の動きと心の中の動き!
それぞれの有能なスタッフ、似合いの役者・・・
などなどが揃ってはじめて形になっていくものですよね。
まさにその点では、グッド・タイミングだったのですね。
北海道の
見に行きたかった~~!!
ロシアの大地(台地)の代わりらしいのですが、
なーーーんにもないところなので
ばっちりとロシアの雰囲気が出たと思います。
(豊富町には、何もないとはいえ、いい温泉があります)
そして、実にたくさんの帽子が出てきて面白い。
ちょんまげから一気に帽子文化へ・・・着物から洋装へ・・・
下駄から靴へ・・・
そして、我々の今があると思うと、
すごいスピードで浸透していったのがわかりますね。
これからも楽しみなドラマです。
【MY ARCHITECT】 A Son's Journey のDVD を観た。
これは、ルイス・カーンの息子である ナサニエル・カーン が
父の生きていたしるしを求めて、人に会い、
建築物を訪ね歩き、過去の映像を探し・・・
というドキュメンタリー作品だ。
この作品の主人公は、ルイス・カーンであり、
彼の創った建築であり、息子のナサニエルであり、
また、どこかで接点を持った人々である。
ルイス・カーンは若かりし時、
建築家を志しながらも、自分のスタイルは何なのかを探っていた。
そんな時に古代遺跡を巡る機会を得て、自分のスタイル・方向性を見出していく。
『自然ではつくれない物を、私たち人間は創る事ができる。』
『(芸術は)生命として人に働きかける、心の驚き・・・生命として働きかけてくる。』
ナサニエルは、『父の映像の中の言葉』と『建築の空間』と
『人々の中でまだ生きている父の残像』とを自分の中で融合して行くことで
自分の求めていた人間としての父を感じるようになっていく。
ルイス・カーンの作品はどこか不思議な空間だった。
粛然としていたり、光りが入ってきて美しさに包まれたり・・・・
いつもゆっくりと絵画と対峙できる空間だった・・・と思う。
この映画を観た後で思うと、
それは芸術家の作品に敬意を払い
それらに匹敵するように、また、それらが一番素晴らしく見えるように・・・と
心を配ってつくってきたからではなかったのだろうか・・・と
ドキュメンタリーの映画が持つ力、
それは『そこには本当の真実の人生があるから・・・』という
ナサニエル氏の言葉も良かったです!!