【MY ARCHITECT】 A Son's Journey のDVD を観た。
これは、ルイス・カーンの息子である ナサニエル・カーン が
父の生きていたしるしを求めて、人に会い、
建築物を訪ね歩き、過去の映像を探し・・・
というドキュメンタリー作品だ。
この作品の主人公は、ルイス・カーンであり、
彼の創った建築であり、息子のナサニエルであり、
また、どこかで接点を持った人々である。
ルイス・カーンは若かりし時、
建築家を志しながらも、自分のスタイルは何なのかを探っていた。
そんな時に古代遺跡を巡る機会を得て、自分のスタイル・方向性を見出していく。
『自然ではつくれない物を、私たち人間は創る事ができる。』
『(芸術は)生命として人に働きかける、心の驚き・・・生命として働きかけてくる。』
ナサニエルは、『父の映像の中の言葉』と『建築の空間』と
『人々の中でまだ生きている父の残像』とを自分の中で融合して行くことで
自分の求めていた人間としての父を感じるようになっていく。
ルイス・カーンの作品はどこか不思議な空間だった。
粛然としていたり、光りが入ってきて美しさに包まれたり・・・・
いつもゆっくりと絵画と対峙できる空間だった・・・と思う。
この映画を観た後で思うと、
それは芸術家の作品に敬意を払い
それらに匹敵するように、また、それらが一番素晴らしく見えるように・・・と
心を配ってつくってきたからではなかったのだろうか・・・と
ドキュメンタリーの映画が持つ力、
それは『そこには本当の真実の人生があるから・・・』という
ナサニエル氏の言葉も良かったです!!